存在感のあるもの,は,ひとつだけになる。
quote:ドラッグストアのCVS社は,30ドルの使い捨てポケットビデオカメラを発売する。ユーザーはカメラをCVSに返すと,撮影した写真や動画をCDやDVDで受け取れる。動画は当面は,20分しか撮影できないけど…。
Washington Postの記事では,これは技術的には使い捨てではなくレンタルであると述べている。返却したカメラはまた使われるのだろう,たぶん。そしてp2pnet.netの記事では,これは映画館で映画を撮影するのにそのうち使われるだろうとほとんど断言している。いまは20分しか撮影できないが,ちょっと値段をあげて2時間ぐらいビデオ録画できるようにするのは簡単だろう。映画館に持ってって撮影し,返却すればDVDにしてくれる。DVDのデータなら,いまなら好きなように利用できる。
日本には劇場映画を手作業で撮影して…という文化がないのでなんとも不思議なんだけど,それに精を出している人たちの労苦はなかなかのものだ。映画,というものにまだ存在感があるからそんなことをやってるのだろうか。存在感がなきゃそんなこともされなくなるのだろうか。ぃゃ,違うな,あさってになって,変わらず存在感を持てるものなんてなにもない。すでにきょうなくなっているものも多いし,既存のものの存在感はすべてあしたでなくなる。そんな簡単な必定に,文句を云っても仕方ないし,ぐだぐだ云う奴は,殺せばいいだけだ。その先に,やっとまともな未来が,あるのだから。
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